自己紹介

時子

大金時子(おおがねときこ)

  • 1962年9月生まれ
  • 愛知県刈谷市出身 
  • 青年海外協力隊OG

作陶、食品加工(味噌、ドブロク、果実酒、ジャム、etc)野良仕事、そして愛犬&愛ネコの食事係

時雄

大金時雄(おおがねときお)

  • 1960年5月生まれ
  • 神奈川県横浜市出身
  • 早稲田大学政経学部政治学科卒
  • 信条「やってみなければわからない」
  • 石と鋼で火を熾す・薪窯焚き・薪割り・窯作り・土石探し、木工、そして出来上がったドブロク、果実酒を飲む係り

アルゼンチンへ移住

アルゼンチンに移住してもう18年、パタゴニアには15年になります。『光陰矢の如し』とは良く言ったもので、月日の経つのは本当に早いですね。

そして面白いことに「楽しい」と感じている時の方が時間の経つのが早いようです。「つまらない、退屈だ、面白くない」という時間は何故かなかなか時計の針が進まなく感じます。

例えば『エライさん』の演説。つまらないですね。そして残念ながらどうも世界共通のようです。

それにしても日本からアルゼンチンは本当に遠いです。移住の先輩達は船で来られた方もいらっしゃいますが、僕らは幸か不幸か飛行機で移住しました。それでも遠く感じました。

どのくらい遠いか少し説明しますと、日本を飛行機で出ますと、大体アメリカ合衆国を経由しますね。

ここで「アメリカ」と言わないのは「アメリカ」には北も南も中もあるからですね。一度此方の方に言われました。それ以来米国は「エスタドス・ウニドス」と呼んでいます。

こちらでは「EE.UU」と書いて「エーエ・ウーウ」と読まずに「エスタドス・ウニドス」と言います。なんとなく「ユナイテッドステイツ」に聞こえませんか?(聞こえませんね。)

で、米国を出ますと今度はブラジルです。なぜか英語圏を出るとホッとしますね。

ブラジルでは少し大変です。飛行機も乗換ます。係員はいるので、大丈夫ですが、はじめての時は緊張しました。

そしてようやくアルゼンチンに着きますが、ここまでで約30時間かかります。これは飛行機に乗っている時間です。

ブエノスアイレスからバリローチェまでは更に飛行機で約2時間、バスなら約20時間。更にそこからエルボルソンまではバスで約1.5時間。そしてエルボルソンから約10kmアンデス山脈に入ったところが僕らの農場ですが、歩くと約3時間。車だと約30分です。

かなり遠いですよね。まあ実際ウンザリする距離です。でもなんでこんな遠くまで来てしまったかというと、一言で言えば日本に向いてなかったようです。

適地適作

ある時大学の先輩のお陰で某有名デパートでアルバイト出来ることになりました。それ以前にもバイトはしていたのですが、背中に掃除機を背負って数十メートル梯子を登って工場の天井を掃除するとか、雪の降る中を朝5時頃チモシーやアルファルファの乾草を羊さんや牛さんにあげたりするバイトでした。

ところが一挙に有名デパートのバイト。しかも寝具売り場というので、「ナンカ良いことありそう」という雰囲気でした。その雰囲気を壊さないように真面目にトレードマークの付いた包装紙でキチンと商品を包んだり、急ぎの商品を配達したりと充実したバイト生活を送っていました。

ある日「台車を持って来い」と言われ、早速デパートの裏通路に取りに行きました。その頃にはもうスッカリ慣れて何処に何があるか知っていまいしたので、台車を見つけるのは簡単でした。

ところが持ち場の手前にお二人のご婦人が居て、どうしても台車で通り抜けられません。先日アルゼンチンであった「農牧団体の道路封鎖」のようで、いくら声を掛けても相手にしてもらえません。で、仕方がないので即座に自分で判断しました。「チョッとぶつけたろ」

「すみません台車が通ります。」と他のバイトの真似をして大声を出しても、ダメだったのに、さすがは今度はバッチリでした。

しかしその「お顔」の凄まじさにはたじろぎました。

「この世に居ながら閻魔に会えた」という心境でしょうか。

まあこの後はご想像通り大変なことになりました。と言っても僕の方ではなく、この某有名デパートの上層部の方達がです。

風の噂ではとにかく総動員で平謝りだったそうですが、本当のことは知りません。

ただ流石ですね。有名デパートは心が広い。というか、肝が太い。アホなバイトに対して「所払い」も、「デパート内引き回しの上、首」にもならず、最後まで勤めさせていただきました。ありがとうございました。

ただその甲斐あってか、今はパタゴニアにいます。どうもパタゴニアには向いているようです。

何故パタゴニアか?

これは「ホーム 」でも少し触れていますが、酪農実習先の北海道道東別海町の牧場で酪農実習させていただきました。その牧場で福岡正信先生の「わら一本の革命」と出会い。またその牧場主さんの生き方に感動していた矢先に、「お前アルゼンチン行くなら、パタゴニアや!」ということで、すぐに決まりました。

その牧場での実習は面白かったですね。『半酪半猟』とでも言いますか、「酪農を基礎にハンターでもある」という生活です。「生きる」のが面白くて、仕方なかったです。大自然の懐に入ると、「面白い」のではないかと思います。

確か「エゾシカ」という題でどこかのブログに書いたと思いますが、とにかく面白かったですね。ちょうどお世話になった時期が鹿狩り解禁中で最高でした。仕事はきつかったとおもいます。「仕事がきつい牧場」で有名だったそうですが、全くそれを感じないくらい面白かったです。

で、酪農実習の最後にその牧場主さんから頼まれたことがありました。それは「パタゴニアで鹿の生息地を見つけだす」ことでした。随分時間がかかりましたが、ようやくお陰様で見つけることが出来ました。それが方鉛鉱鉱山です。(つづく)



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