絶学無憂無駄話3

無:灰は塩の仲間で、粘土を溶かす働きをするんじゃないかなあ。(筆者注:詳しく知りたい方は芳村俊一先生の「釉から見たやきもの」をご覧下さい。)いずれにしてもうちじゃ灰が余らないからね、畑に播いたりしないよ。

学:燃料にあんなに薪使っていて、灰が出ないのかい?

無:そうじゃないよ。灰は凄くたくさん出るよ、窯も焚くしね。でも全部篩って保存してあるんだよ。釉薬、それに血止めにも使えるよ。

学:血止めに使えるの?

無:うん。試したら良く止まったよ。以前建具屋だった父の細工場に灰色の粉があってね、「血止め」って書いてあったんだ。

学:それを真似したのかい?

無:そう。今風に言うと「コピペ」だね。「コピー&ペイスト」、略して「コピペ」。

学:聞いたよ。「コピペ」をネットで検索したんだって?

無:女房がしゃべったな!うん。わからなかったからね。

学:フリーメールを始める時も大変だったんだよね?

無:そう、5時間かかった。こっちのネット屋で、PCを開けると最初は西語なんだよね。あの当時はOSが98だったかな。でね、途中で西語が日本語に代わるんだけど、その時接続が切れちゃうんだよね。何故かしらないけど、もう何回も切れてさ、こっちが「切れ」そうになったよ。

学:苦労してんだねえ・・・

無:で、話を元に戻すとさ、塩が出てる所はパタゴニア全部を見たわけじゃないけど、相当な面積だと思うね。大問題だよ。砂漠になるよなあ。

学:そうかなあ?そんなに問題かなあ?

無:パタゴニアの乾燥地帯では牛が減ってる。羊に代わって来ている。で、羊だった所は山羊に代わってきているんだよ。

学:それはどういうことだい?

無:つまり草がへって来ているんだね。

学:どうして分かる?

無:先ず牛が餓死しているのを何回も目撃したこと。更に草の食べ方が牛、羊、山羊では違うんだよ。牛はね上の前歯が無いから、普通舌を巻き付けて草を食べる。羊や山羊は噛んで食べる。馬になるともっと凄いね。

学:そうだね。「馬を飼うなら牛を8頭以上飼え」と言うね。[チリオソルノ大学A.K.ホーニング教授著「Pastoreo Racional(合理的草地法)参照]

無:馬はアラブ種が有名だけど、今アラブ地方は砂漠だよね。関係あるかもね。もっと凄いのはさあ、パタゴニアの乾燥地帯の牛が舌を使わずに噛み切って草を食べていたことだよ。相当ヤバいよね。

学:可哀そうだね。

無:人間は反省すべき時期に来ているよね。一体どれだけの動植物を絶滅させるつもりなのか!

学:本当にそうだね。でもどうしたら好いんだろう?

無:種を播く。これだよね。人間が大自然に恩返し出来るのは「種を播く」ことなんだよ。

学:そうかもね。

無:そう。簡単だしね。「簡単」っていうのが大事だよね。後は経験だな。この題名にもなっているけど、「絶学無憂」は本当だね。

学:簡単が大事は分かるけど、絶学が無憂だろうか?少なくとも学問した方が良いんじゃないかい?

無:地球は温暖化、いつも異常気象。その上便利にはなったけど、大して幸せになってない。そしたら行く道を変えるべきじゃないかい。

学:じゃあ聞くけど、どう変えるんだい?

無:取り敢えずは「効率を追求しない」ことだね。


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